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2月11日(土)〜17日(金)

アンダーグラウンド

アンダーグラウンド
1941年、戦禍のベオグラードを逃れ、
"アンダーグラウンド"に潜った人々は、
50年後の1991年地上へ出た時、
祖国ユーゴスラビアが
失われた真実を知る。


 ナチス・ドイツ占領下のセルビアを舞台に、レジスタンス(?)として活躍する男のいい加減なアイディアで、敵の目をあざむく為、広大な地下空間(アンダーグラウンド)へ避難し、戦争後も人知れず50年もの間生活していた人々の群像劇。政府の要職についたサギ師、武闘派の電気工事師、美貌の舞台女優3人による恋と裏切りに満ちた半世紀の物語を軸に、戦争や紛争をカオス的にコメディーに仕立てあげたこの作品は、観る者にかつてない映画体験を約束する。
 監督は、『ジプシーのとき』『パパは、出張中!』といった作品で、世界中にファンを持つエミール・クストリッツア。映画芸術の枠を究めた本作に関わった超一流の映画人であるスタッフによる映像と音の一大スペクタクルショー!15年ぶりにスクリーンに帰ってきた20世紀ベスト10に入る伝説の映画!
 

1995年 カンヌ国際映画祭 パルムドール大賞受賞

出演/ミキ・マノイロヴィッチ、ミリャナ・ヤコヴィッチ、
ラザル・リストフスキー、スラヴコ・スティマチ、
エルンスト・ストッツナー、スルジャン・トドロヴィッチ
監督・脚本/エミール・クストリッツア
1995年 フランス・ドイツ・ハンガリー 171分
公式ホームページ/http://www.eiganokuni.com/ug
上映時間15:00〜1回上映



2月19日(日)公開

無言歌

無言歌
1949年、毛沢東の革命は希望だった。
1956年、毛沢東は自由な批判を歓迎すると言った。
しかし、その数ヶ月後
彼らを弾圧する「反右派闘争」が始まった。
彼らはだまされたのだろうか、彼ら自身の政府に。


 1960年。日本は高度成長期だった。フランスはヌーヴェルヴァーグだった。そして中国では、世界の誰にも知られぬまま、人々が辺境で死に向かっていた。 中国西部、ゴビ砂漠の収容所。右派とされた人々が囚われている。轟々と鳴る砂と風。食料はほとんどなく、水のような粥をすすり、毎日の強制労働にただ泥のように疲れ果てて眠る。かつて百花のごとく咲き誇った言葉は失われ、感情さえ失いかけた男たち。そこにある日、上海から一人の女性がやってくる。愛する者に逢いたいと、ひたすらに願い、嗚咽する女の声が、いつしか男たち心に忘れかけていた生命のさざ波を広げていく………。
 山形国際ドキュメンタリー映画祭で2度のグランプリ受賞歴を持つ中国映画界の鬼才、ワン・ビン監督が初の長編劇映画に挑んだ歴史ドラマ。ベネチア国際映画祭をはじめ世界各国で絶賛された。



2010年 ベネチア国際映画祭 SURPRISE FILM

2010年 トロント国際映画祭公式出品

2011年 ラスパルマス国際映画祭
顧客賞・特別審査委員賞・カトリック映画賞

2011年 第85回キネマ旬報ベスト・テン 外国語映画監督賞
外国語映画ベストテン第四位


出演/ルウ・イェ、リャン・レンジュン、シュー・ツェンツー、
ヤン・ハオユー、 チョン・ジョンウー、ジン・ニェンソン
監督/ワン・ビン
2010年 香港・フランス・ベルギー 109分
公式ホームページ/http://mugonka.com/


3月4日(日)公開

明りを灯す人

シャッフル
心にも明りを
名もなき電気工の物語


 天山山脈のふもと、聖なるイシク・クル湖のほとりのキルギスの小さな村。手作りなのか決して立派とはいえない風車を男が手入れをしている。村人たちは彼のことを“明り屋さん”と呼ぶ。明り屋さんは、アンテナの調節や電気の修理など、どんな些細な用事でも自転車でかけつける。時には、裕福ではない家に無料で電気を使えるよう細工したりもする。村人たちの暮らしを第一に考え、みんなからも愛される純朴な男だ。そんな明り屋さんの夢は、風車をいっぱい作って村中の電力を賄うことと、息子を授かること。そんな中、ラジオから政治的混乱のニュースが流れ、私腹を肥やそうと都会から価値観の違う者がやってくる。穏やかな時間が流れる田舎の村にも変化が起きようとしていた…。


2010年 カンヌ国際映画祭 <監督週間>正式出品
2010年 キノショック映画祭 批評家協会賞 主演男優賞
2010年 ユーラシア映画祭 グランプリ 国際批評家連盟賞
2010年 アミアン国際映画祭 審査員賞
2010年 国際環境映画祭 劇映画グランプリ


出演/アクタン・アリム・クバト、タアライカン・アバゾバ、
アスカット・スライマノフ、アサン・アマノフ
監督・脚本/アクタン・アリム・クバト
2010年 キルギス・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ
80分
公式ホームページ/http://www.bitters.co.jp/akari/index.html


近日公開

明日泣く

明日泣く
今日は笑って生きてやる


 22歳で文芸誌の新人賞を獲得するその後まったく書けなくなり、賭けマージャンばかりしてその日暮らしの生活を送る小説家の武(斎藤工)。
 ある日、知り合いのミュージシャンの島田(武藤昭平)に連れられて入ったジャズクラブで、高校の同級生・キッコ(汐見ゆかり)と再会する。ジャズピアニストとして地位を確立するため、無邪気に男たちを振り回すキッコの存在に、どうしようもなく惹きつけられる一方で、どこか冷ややかな視線を送る武。
 アメリカのニューオーリンズから来た憧れの黒人ドラマーと”定岡菊子トリオ”を結成したキッコ。ジャズクラブで演奏する客足が伸びず、仲間にギャラを支払えなくなっていた。雀荘で賭けマージャンをしていた武に金を貸して欲しいと頼むキッコだが、武は他人に貸せる金など持っていなかった。そこでキッコの提案により、武はとある大胆な勝負に挑むことに・・。
 「離婚」「狂人日記」などの純文学小説や、阿佐田哲也の名義で「麻雀放浪記」シリーズなどのギャンブル小説を生んだ、昭和最期の無頼派作家、色川武大。彼が1986年に発表した珠玉の短編を、カルト的人気を誇る「不良番長」シリーズや「番格ロック」の内藤誠監督が25年ぶりのカムバック作として映画化!

出演/斎藤工、汐見ゆかり、武藤昭平、井端珠里、奥瀬繁、
坪内祐三、 杉作J太郎、島田陽子、梅宮辰夫
監督/内藤誠
原作/色川武大
2011年 日本 76分
公式ホームページ/http://asunaku.com/


近日公開

東京プレイボーイクラブ

東京プレイボーイクラブ
戦い続けろ
かしこくなるな。


 場末の繁華街でひっそりと営業している錆びれたサロン、「東京プレイボーイクラブ」。スクラップ工場の作業員として地元の町にくすぶっていた勝利(大森南朋)が、ここを訪れるのに時間は掛からなかった。クレーマーとの喧嘩沙汰を起こして流れ者になった彼は、行く宛てもないまま、昔の仲間・成吉(光石研)が経営するこの店に身を寄せる。
 血の気の多い勝利は、居酒屋で絡んできた若い男をブチのめしてしまう。しかし、相手が悪かった。その男は、この辺り一帯を仕切っているヤクザ三兄弟の末弟、梅造(三浦貴大)だった。一緒にいた兄の竹男(赤堀雅秋)に脅しをかけられ、「せっかく出した店を潰されたくない」という思いから必至に謝る成吉。だがその情けない姿に、勝利は苛立ちを隠せない。そして勝利は、夜の路地にいた竹男を襲って半殺しにボコボコにしてしまうのだった。そしてまもなく、店に成吉を訪ねてヤクザ三兄弟がやってくる・・・。
 1986年生まれという、世界的にも最年少監督と言える若さで異例の注目を集める男の名は、奥田庸介。昨年のゆうばり映画祭でグランプリを獲得。審査委員を務めた香港映画界の巨匠、ショニー・トー監督は「恐るべき監督の出現だ!」と惜しみない賞賛を贈った。
 エンディングテーマとしても流れる、エレファントカシマシの「パワー・イン・ザ・ワールド」という曲にインスパイアされて作られた、監督オリジナル脚本である。


第16回釜山国際映画祭 アジアの窓部門出品

第12回東京フィルメックス・コンペティション部門
学生審査員賞受賞

第41回ロッテルダム国際映画祭 タイガー・アワード正式出品


出演/大森南朋、光石研、臼田あさ美、淵上泰史、赤堀雅秋、
三浦貴大
監督・脚本/奥田庸介
2011年 日本 96分
公式ホームページ/http://tokyoplayboyclub.jp/


近日公開

51(ウーイー)世界で一番小さく生まれたパンダ

51(ウーイ)
ママ、ぼく、生きる。


 体重わずか51グラムという世界で一番小さい超未熟児のパンダとして生まれた「ウーイー」(中国語でウー=5,イー=1の意)。ここで描かれるのは、通常の1/3の大きさで、動いていることさえ不思議なか弱い命をつなげようと奔走する飼育員、明らかにされる自然界の厳しい掟、そして母と子の切ない絆。過酷な運命の中でも一生懸命に生き、そしてけなげに成長しようとするウーイーの姿からは、生きる勇気と命の大切さが伝わってきます。
 パンダの世界にも「想像妊娠」や「育児放棄」があって、子育てが出来ないお母さんパンダがいるのと同時に、自分が産んでいないコパンダを育てる「代理母」のような存在もいるのです。そんなお母さんパンダの悩み苦しむ姿とコパンダに示す深い絆と愛情は、強い共感と感動を呼びおこします。
 監督は本作が初の長編作となる塩浜雅之。映画ナレーター初挑戦の長谷川潤が柔らかく温かい雰囲気を作品に加え、NHK大河ドラマ「平清盛」も担当し今最も注目を集める書道家金澤翔子が題字を書き上げ、主題歌「翼をください」でミゲル君が明日への希望を歌い上げます。

ナレーション/長谷川潤
監督/ 塩浜雅之
2012年 日本 80分
公式ホームページ/http://www.panda51.jp/


近日公開

CUT

cut
映画のために死ね


 秀二(西島秀俊)はいつも兄の真吾からお金を借りて、映画を撮っている。秀二の映画が陽の目を見ることはほとんどなかったが、秀二は自分の映画と映画の持つ力を信じていた。最近の映画館ではなかなか観られないような映画を自主上映したり、“いわゆるエンターテインメント映画だけではなく、もっとアート映画を観るように”街中で演説をして警察に追われたり、同じく監督を志すナカミチ(鈴木卓爾)と映画談議をする日々。
 ある日、真吾が借金のトラブルで死んだという知らせを受ける。何も知らずにいた自分を責める秀二。兄のボスである正木(菅田俊)から、真吾が遺した借金額が1,254万円であること、それを2週間以内に返済しなくてはいけないことを告げられ、秀二は途方に暮れる。
 借金返済のため、そして兄の痛みを一緒に感じなければ殴られる意味がない、と考えた秀二は、ヤクザ相手に仕事をする陽子(常盤貴子)と組員のひとりであるヒロシ(笹野高史)を巻き込みながら殴られ屋を始める。
 監督は、ナント三大陸映画祭で2度のグランプリに輝いたほか、カンヌ、ヴェネチアなどの国際映画祭で作品を発表し続けているアミール・ナデリ。イラン出身でキアロスタミ作品に脚本を提供するなど、イラン映画界のニューウェーブとして注目された後、現在はNYに拠点を移して活躍している世界的名匠である。


第68回ヴェネチア国際映画祭
リゾンティ・コンペティション部門オープニング作品

第36回トロント国際映画祭正式出品

第16回釜山国際映画祭正式出品


出演/西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、でんでん
笹野高史
監督・脚本/アミール・ナデリ
2011年 日本 120分
公式ホームページ/http://bitters.co.jp/cut/index.html


近日公開

トテチータ・チキチータ

トテチータ・チキチータ
福島から届いた、
これからの一歩を踏み出す希望の物語


 家族を引き裂いた戦争の記憶。それから60余年、兄、母、父はそれぞればらばらに生まれ変わっていた!一徳は事業に失敗し、詐欺まがいのリフォーム業に手を出した冴えない中年男。自殺寸前まで追い込まれていたが東京での不思議な少女との出会いから、運命の歯車がどんどん回り始める。健人は原発事故で避難を余儀なくされた高校生。不思議な少女・凛は両親が離婚し、父のふるさと福島へやって来た小学生。凛は一徳と健人に「一徳は前世私たちの息子だった、そして健人は父、私は母だった。今、私たちを呼んでいる人がいる」と告げる。それは、戦争のとき一人生き残った妹・百合子。彼女は痴呆症を抱えながら福島で独居していた。
 孤独を抱え人生に絶望した男が、不思議な少女に導かれて“前世で家族だった”人々と出会い、家族の絆を知り、再び人生を歩き出す。
 本作は福島全県にわたってロケを敢行、画面のそこかしこにエキストラとして登場する地元福島の人々の顔がのぞく。「日常で続く困難に立ち向かうために必要なのは、涙ではなく活力であり、希望だ」というメッセージ…これは今の福島の日常に希望のスパイスを加えた、家族の絆と故郷への愛に満ちあふれたファンタジーである。
 主人公・一徳を実力派俳優として知られ、映画、ドラマ、舞台に出演が相次ぐ豊原功補、彼の前世で妹だった百合子に日本映画界を代表する女優・松原智恵子が演じる。

出演/豊原功補、松原智恵子、葉山奨之、寿理菜
監督/ 古勝敦
2012年 日本 95分
公式ホームページ/http://www.totecheeta-movie.jp/